ミニメイフェアレストアホワイトダイヤモンド

M様　95y　MINI　Mayfair リニューアル　

	お待たせしました。 2月の大雪やら年度末やらで他の作業と並行して少しづつ進めていたのですが、なかなか更新出来ずに申し訳ありませんでしたいよいよ集中的に行っていきます９５y　ミニメイフェアですこのオーナーさんのミ二好きは半端じゃない！！新車から19年間、21万キロワンオーナーで乗り続けたミニを、また次の20年目指してレストアし、乗り続けていただけるとの事です！素晴らしい！！不幸にも昨年の大雨にあい半分位雨水につかってしまい、それもきっかけでリニューアルしていただける事になりましたやらせていただく方も必然的に気合はいっちゃいますエンジン、ミッション、足廻り、外装、内装、床下の錆処理、防錆、他全てバラシ！ボディを中心に徹底的にやり直しします！作業前に画像撮り忘れて、少し部品外してしまいましたので、ここからですみません
	先ずはバラして錆の場所、状態を確認しました外回りはそれ程でもないのですが、下回りは錆、穴空き等結構有りますで、よくある場所なので、問題無く直せる部分です
	外装が全て外れましたので、エンジンを降ろして行きます
	エンジンルームの補器類、ワイパー、ハーネス、電動ファン、クラッチ周り、ペトロールパイプ、ブレーキラインなど全て外しフロントのサブフレームを外しました
	ステアリングラックの取り外し
	リヤのサブフレーム取り外し
	またまた、ドンガラボディの完成です！
	そして、またまたこの状態です！さぁ、ここからです！張り切って行くぜぃ！
	オーナーさんが、愛情を込め、錆箇所には、POR15やタッチアップを使って錆の進行を止めてくれていましたので、画像では分かりにくいかもしれませんおかげで、錆が広がらないで済んでいます！大きな錆の箇所を撮っておきました
	20年分の汚れを熱湯高圧スチームで徹底洗浄！ドロドロのフレーム、足廻りがこんなに綺麗になりました
	ボディの方も同様に徹底洗浄します
	外でも、ひっくり返して洗浄しますめちゃめちゃ綺麗になります室内もビッチリ洗っちゃいます
	床下や、サイドステップの中、エンジンルーム、タイヤハウス、フェンダーの中、屋根裏(笑) どこでもしっかり隅々まで徹底洗浄しましたすっかり綺麗になった、湯上りミニです！！ホッカホカ！
	洗浄が終わったら、次は外回りの錆落としですシーラーも出来るだけ剥がし、奥の方までしっかり錆落としします
	左のサイドシルは交換しますので、取り外しました中は思ったより錆は出ていませんね錆処理、防錆処理をしっかり行います洗浄のおかげで中は綺麗になっていますサイドシルが錆びるのは外からかかる水よりも、この中から錆が出てきます袋状になっていますのでペイントも出来ず、取り付ける前にやっても溶接で焼けてしまいますその中が、屋根やピラーなどから入る雨水の雨といになっていますので、錆て当然なのですが、本当はこの様に、外した時には出来るだけの処理を行っておくのが理想ですが、外さなくてもキッチリ洗浄し、ワックスオイルなどで防錆しておけば、錆びにくく進行も抑えられます DIYでご自分でやるのでしたら、CRCなどの潤滑浸透スプレーでも頻繁にやっておくと大分違います
	リヤバンパーの下部、バランスパネルも交換しますので、外しました３枚重なる部分です、一枚ずつ少しずつ、削りながら外していきますクロージングパネルも外しリヤサブフレームの取り付け部分もこれでは切り取るしかありません、錆てしまったパネルに上からかぶせてもまた直ぐ錆びてしまいます大きく錆びたパネルは切り取って新たなパネルを取り付けます
	それ程錆びて無い様に見えても、少し剥いたらこの通りです。全部やる必要もないですが、怪しいところは剥いて処理します

	リヤシートの部分も同様に、錆鉄は切り取りました
	左のフロアーも切り取り

	タイヤハウスの中もこんな状態でしたので、たっぷり入ったシーラーを取り除き、錆を落としました
	この辺りはクラッチフリュードで塗装が浮き錆てしまいますパネル継ぎ目のシーラも除去し、錆を落としました
	トランク無いもシーラーを一度剥がして錆落とし、処理します狭いところでサンダーなどの道具が入りづらく、苦労します
	フロアー内も錆落とし！
	何が始まったかと言いますと、高年式のシートは大きすぎて必ずリヤのポケット(コンパニオンボックス)にぶつかってしまい、シートが切れてしまいます。だけでなく、リクライニングもほとんどしません(泣今回内装を張替えしてまた切れてしまうのも…･と言う事で、当たらない様にボックス加工しましたシートベルトの取り付く部分なので、そこも考え、どうせやるならしっかり倒れる方が良いので、こんな形にしてみました、どでしょボルト穴も、一番後ろまで下げてここまで、倒れればいいんじゃない！！
	鉄粉や切り取りカスが残っているとそれがまた直ぐ錆びるので、この状態で隅々までしっかりエアーブローかけて掃除しました錆の除去と切り取りが終了しました！！次回はパネルの取り付け、錆処理をして行きます！
	と、思ったのですがパネルの取り付けの前に細かな所の錆がサンダーなどでは取りきれていないのが気になり最強の錆取り機、「サンドブラスト」を使いもう少しきれいに錆取りしましたこの作業をしていてまた、構想を思いついてしまいました(笑) いつできるか分からないので何かは後でのお楽しみと言う事にします黒く見えている所は錆では無くアンダーコートです
	いよいよ、錆びて切り取ったパネルを取り付けて行きますフロントのフロアーパンです左側は、キャブ車とINJ車でペトロールパイプを通す為に形状が違います、そのままでも取り付けはできるのですが、どうせやるなら出来るだけ忠実に再生したいので、作り直しました、この性格良い悪いのか(笑) うまく行ったので満足してます
	トランクフロアー、トランク周りのパネルは、亜鉛メッキ鋼板(ボンデ鋼板)で作って取り付けしています
	サイドシル内は、Me５００処理のあとに錆止めをタップリ塗っておきます
	トランクフロアーのリヤサブフレーム取り付け部分の修復ですここは、トランクフロアー、ホイールアーチとのブラケット、リヤバランスのクロージングパネル、その間に補強が一枚、の4枚重ねになっていますその隙間から錆が出てしまいます今後錆の出にくい様に補修しますブラケットはフレームの取り付け位置の為、錆も酷くないのでそのまま丁寧に残しました、フロアーと補強のパネルを作りました、補強のパネルは、元々通常より厚いパネルでできていますここには厚い１．６mmを使います溶接しないといけないので熱に強い「ジンクスプレー」で下処理し、隙間が出来ない様に「スポットシーラー」を両面に塗りスポット溶接しましたこれなら強度も問題無く隙間が無いので錆は出にくいです
	今度はフロアーに取り付けしますジンク処理の上に、焼けてしまうとは思いますが全部無くなってしまう訳ではないと思うので錆止めを塗ります。重なる所はスポットシーラーですフロアーに取り付けました取り付け後はまた錆止めを塗りますフロアーは完成！
	その下に、リヤバランスのクロージングパネルを取り付けますが同様にジンク→錆止め→スポットシーラー→錆止めで、取り付け完了！
	リヤバランスパネルも同様ですパネル、フロアー両面に錆止めをキッチリ塗り、パネルの合わせ部分は、スポットシーラーを添付しスポット溶接しました
	リヤシートの下も、パネルを作り取り付けし、錆止め添り
	インナーフェンダーの角はほとんどの車両にクラックが入っています溶接しておきます
	フロアーの錆の出ていた箇所はMe500で処理その上や溶接箇所、パネルの継ぎ目などに錆止めを塗りました
	サイドシルも同様です両面に錆止めしたあとにスポットシーラーを添付しスポット溶接して錆止めを塗っています
	右側の外していない方にもタップリ錆止めを流し込み、車をグルグル回して(笑)、隙間に流し込みましたついでにピラーの中やルーフの隙間にもやっていますここの部分は雨といの様になっていて必ず水の通る場所ですので、錆の出やすい所です
	最後にパネルの継ぎ目の隙間に水が入らない様にしっかりシーラーで塞ぎます

	床下周りの板金作業、錆対策処理が全て終わりました
	アンダーコートを塗っています画像が無くなってしまってのですが、床下全部にやっていますアンダーコートは厚膜でPVCゴム系のものです、飛び石や傷から床下を保護します Audi、BMW、Ford、Fiat、Mercedes、Opel、PSA、Rover、Renault、Saab、Volkswagen、Volvoなど欧州車のほとんどの「メーカーで、生産ラインで使用している物を使っていますので、見た目も新車の時と同じ仕上がりになります
	床下周りをボディと同じ様に、ホワイトダイヤモンドで全てペイントしました綺麗に仕上がり大満足！しっかり再生できました！
	外装周りに入ります錆びていたところはしっかり錆処理し、傷、凹みなどを修正しパテ作業ですオーバーフェンダーの穴、フォグランプの穴、ワイパーホールは穴埋めしました表面の塗膜は、経年で傷んでますので全て一度剥がしています
	トランク内もしっかり下処理し、錆止めを塗って下地を作りました
	パネルの継ぎ目はシーラーで塞ぎます
	ルーフにサフェーサーを入れました
	ボディも下処理が全て終わりサフェーサーを入れました

	オーバーフェンダーは純正新品を用意、ザラザラの物を平滑にしてペイントしますピラーフィニッシャーと一緒にサフェーサーが終わりました
	ドア、トランク、ボンネットの下処理です錆、傷、凹み、穴埋めなどを修復します
	サフェーサーが入りました
	ドア、オーバーフェンダーのペイントが完了しました！オーバーフェンダーもいい感じに仕上がりました
	ドア、トランクもペイント終了！！
	室内のフロアーには、板金のため剥がした防音シートを取り付けしますこれで、フロアーカーペットやシートを剥がして見ても新車と同様に仕上げます！室内のペイントも完了しました
	外装のペイントに入る前に、板金しましたのでトランクを取り付け隙間をチェックしておき、必要なら調整して隙間を合わせます
	外装のペイント前にピラーの継ぎ目だけ先にペイントしますクリップなどでも傷がついてしまう部分でフィニッシャーつけてからペイントしていますので錆の出やすい部分です手間はかかりますが、取り付け前に色を塗っておく事で錆びにくくしています
	ルーフペイントが完了！
	いよいよ、ボディにも色が入りましたオリジナルのホワイトダイヤモンドで再生！もっと良く見せたいのですが、最近天気があまり良く無いので、外に出せずにいます焦らしちゃいます(笑)
	お待たせしました、いよいよ表に出しました！！お陽様の光はなんて素晴らしい！バッチリ輝き、自身も納得の仕上がりです！オーナーさん曰く「正にホワイトボディ！！」

	下回りや、ピラー、サイドシルなどの袋状になっている部分には、先ず「ｗａｘｏｙｌ」「ｈａｒｄｗａｘ」をケチらずタップリ使用しガッチリ防錆処理します
	ドアの取り付け前にもヒンジの取り付く部分には、当然ペイントし(メーカーではドアを取り付けしてからペイントしますので、錆の出やすい箇所です) そして、ハードワックスで防錆！サポートプレートにもしっかりシーラーを入れてから取り付けします
	いよいよ、組み付け作業に入ります
	足廻りその他洗える部品は、スチームで洗浄します
	降ろしたドロドロのパワーユニットも補器類を外し洗浄します
	洗浄したら錆の出ないうちに速攻バラして行きます
	取り外したギャーボックス
	カムフロアー、ベアリングの状態です 20万キロ走行とは思えない良い状態です！！これまでのオーナーさんの使用、管理の状態がとても良かったのが解りますこれでしたら、オーバーホールすればまた安心して20万キロは行けますね！
	ブロックが全て分解出来ました
	シリンダーヘッドも分解しました
	ギヤーボックスも分解完了！
	ギャーボックスを洗浄、点検、消耗不良部品は交換し組み付けに入ります
	デファレンシャルのOH
	エンジンの組み付けに入ります
	ピストンリング交換！
	ギャーボックスと合体！
	クラッチ周りの部品も交換し組み付けます
	オイルプレッシャースイッチ
	ブロック周りが組みあがりました
	シリンダーヘッドのOH バルブ清掃、シート調整摺り合わせ、面研、バルブガイド、シール交換などを行います

	シリンダーヘッドが組みあがりました
	ブロックに取り付けました
	パワーユニットが完成しました気持ち良く綺麗に仕上がりました！
	取り付けするNEWパーツです！！全部説明するのは大変なので、画像で説明します！(笑)

	サブフレームのレストアに入ります
	錆はキッチリ落とし、ME５００で処理しています
	リペイントしました
	リヤの足回りのOH
	ステアリングラックのOH
	フロントサブフレームの組み付けに入りますマウント類は交換アッパーアーム、ロアーアームOH ラバーコーン、アジャスターライド、各ブッシュ、交換ブレーキホースはステンレスメッシュを使用します！
	車両に取り付けします
	リヤのサブフレームの組み付けですマウント、ラバーコーン、アジャスターライド、ブーツ、ブレーキホースなど交換していますハンドブレーキ周りの部品はワイヤー他交換し、しっかりオメガ５７のグリスを塗っておきます

	前後とも取り付けが完了しました！ん～気持ちイィィ！！
	リヤホイールシリンダーOH、インナーキットは安心の日本製！ホイールベアリング交換、グリスはオメガ５７です
	ショックアブソーバーはKYBのガスを取り付けリヤの足回りが完成です！
	フロントのハブ周りOH ベアリング、ボールジョイントは交換です
	これは、フューエルストレーナーのブラケットとパイプです錆サビになってしまっていましたので交換しましたお疲れ様でした
	電動ファン交換！
	フロントドアチェックアームもペイントし交換擦れる部品なのでどこまでもつが分かりませんが、塗装が剥がれない様に下地処理もしてボディ同色でペイントしました
	クラッシュパッドはTOPLADYで張替え！
	おなじみルーフライニング交換！
	トランク周り組み付けですバンパー、テールランプ、リヤフォグランプとステーライセンスランプ、ハンドル、各ガスケットシール、トランクワイヤー、バッテリーターミナル、配線は+－共に交換！
	リヤ周り、だんだん形になってきました！
	これもおなじみですフロントガラスのレギュレーターチャンネル、外側はそれほどでも無いのですが、外したら中はこの様な状態ですこれはガラス外したら交換しない訳にはいかない部分ですウインドーガラスシールも交換！
	錆止めは入れていますが錆の出やすい場所なので、組み付けする前に、ドアの中にも、タップリとワックスオイルで更に防錆処理！！先日、材料屋さんが来て「ここまでやって、いったい何年持たせるつもりなの？」って言われて「20年！！」キッパリ(笑)
	TOPLADY内装！
	ドアモールも交換！クリップも新しくして取り付けしますこの辺りの部品の交換で印象がガラリと変わりますね
	内装の組み付けですリヤシート、パネル取り付け
	カーペット取り付け
	セーフティパッド取り付けスイッチパネル交換！ベゼル、スイッチ、ヒーターノブパネルは、なんとオーナーさんのペイント仕上げ！！さすが、凄くいい仕上がりです！このペイントにもいろいろと技がある様で、ここでは内緒にしておきます(笑) 外注お願いしているのですが、なかなか「うん」と言ってくれません(泣) ご希望の方がおりましたら頼み込めばきっとやってくれるはずです(笑) 取り付け完了しました！いいすっ！
	ヒーターのOH ヒーターモーターは音も大きくなっていて、外したらこんな状態でしたので、日本製のモーターに交換で安心です！取り付けました
	ヒーターコアもこれは漏れていたでしょう交換です直ぐフロントスクリーンの曇ってしまう方はこんな状態になっています
	フューズBOX、クラッチマスター交換マウントプレートも錆サビでしたので交換しましたハーネスもしっかり見直し、ターミナル、ラインフューズなどは交換しました

	フロント、サイドマーカー、ハーネス、ヘッドライト周りのパーツは新品を取り付けします組み付けましたフロント周りも形になってきました！
	カーペット取り付け！ペダルパッドとかも交換しています
	メーターパネルもオーナーさんがレストアしくれましたこの仕上がりヤバイです！是非是非、今後も「お願いしま～す！！」(笑)
	取り付け完了！
	フロントシートブラケットもリペイント
	シート取り付け、コンパニオンボックスの加工でバッチリ、リクライニングしてます！
	内装の組み付けがバッチリ完了しました！最高です！
	クラッチホース、スレイブシリンダー交換
	エンジンルームが完成いたしました
	パーワーユニットを収めます！
	O2センサー交換
	スロットルボディも清掃します
	ドライブシャフトのOH、アウト、インCVジョイント、ブーツ交換です
	オーバーフェンダーは通常のザラっとした黒いフェンダーを平滑にして同色ペイントしています
	フロントの足回りも完成！
	下回りも綺麗に組み付けが終わりました
	エンジンルームも綺麗に仕上がりました作動ももちろんバッチリOK！です
	来た～! 遂に着陸しました車検に持ち込みします
	検査も終わり、ロードテストもOK！後は細部のまとめに入ります金曜日には納車OKです！！
	更新が遅くなりました最後にグリル取り付けプロテクションプレートもリペイントして取り付けしましたフューエルゲージの残量がおかしかったので、センダーユニットのフロートも交換しました
	完成です！！エンジンルーム、内装とも完璧に仕上がりました！外装は、後日最度磨きを行いガラスコーティングします弊社のコーティングは新車に施工で10年保証ですオールペイント後でしたらしっかりメンテナンスを行えば同等の塗装保護効果が有ります内装も相変わらず最高の仕上がりです！ドアポケットも４０thの仕様で足元もスッキリです何と言ってもメーターパネルとの全体的なBlack＆Whiteのモノトーンな雰囲気がバッチリキマってます！
	完成し納車になりましたオーナーさんにここまで大切にしてもらって本当に幸せなミニです「また、一生懸命走るから頼むゼ！」って顔つきも変わってそぅ言っている様に思えるのは僕だけでしょうか？新車で巡り合って20年！20万キロを共に歩き、また新たにスタートしてミニと共に生活して行ってくれるって言葉にしてしまえば簡単だけど、とても簡単に真似できる事では無いです話出したら切りがないけど、一言で言うなら「好きなんだ！！」それしか無いですね！オーナーさんと話していても「MINI以外でMINIは無い！」って！この人に浮気は絶対ないんだね(笑) そこまで本気に大切な家族を僕に預けてくれて心から感謝しています「ありがとう！」そして最高のオーナーさんと僕を繋げてくれたミニに･･･また、「元気に張り切って走っておいで！」「疲れたらいつでも帰って来いよ！」「どんなに疲れても、俺が絶対いつまでも元気に走らせてやるゼ！」お前は幸せ者だな！！ 20年後またお前をツッツイてやるゼ！！

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	お待たせしました。 2月の大雪やら年度末やらで他の作業と並行して少しづつ進めていたのですが、なかなか更新出来ずに申し訳ありませんでしたいよいよ集中的に行っていきます９５y　ミニメイフェアですこのオーナーさんのミ二好きは半端じゃない！！新車から19年間、21万キロワンオーナーで乗り続けたミニを、また次の20年目指してレストアし、乗り続けていただけるとの事です！素晴らしい！！不幸にも昨年の大雨にあい半分位雨水につかってしまい、それもきっかけでリニューアルしていただける事になりましたやらせていただく方も必然的に気合はいっちゃいますエンジン、ミッション、足廻り、外装、内装、床下の錆処理、防錆、他全てバラシ！ボディを中心に徹底的にやり直しします！作業前に画像撮り忘れて、少し部品外してしまいましたので、ここからですみません
	先ずはバラして錆の場所、状態を確認しました外回りはそれ程でもないのですが、下回りは錆、穴空き等結構有りますで、よくある場所なので、問題無く直せる部分です
	外装が全て外れましたので、エンジンを降ろして行きます
	エンジンルームの補器類、ワイパー、ハーネス、電動ファン、クラッチ周り、ペトロールパイプ、ブレーキラインなど全て外しフロントのサブフレームを外しました
	ステアリングラックの取り外し
	リヤのサブフレーム取り外し
	またまた、ドンガラボディの完成です！
	そして、またまたこの状態です！さぁ、ここからです！張り切って行くぜぃ！
	オーナーさんが、愛情を込め、錆箇所には、POR15やタッチアップを使って錆の進行を止めてくれていましたので、画像では分かりにくいかもしれませんおかげで、錆が広がらないで済んでいます！大きな錆の箇所を撮っておきました
	20年分の汚れを熱湯高圧スチームで徹底洗浄！ドロドロのフレーム、足廻りがこんなに綺麗になりました
	ボディの方も同様に徹底洗浄します
	外でも、ひっくり返して洗浄しますめちゃめちゃ綺麗になります室内もビッチリ洗っちゃいます
	床下や、サイドステップの中、エンジンルーム、タイヤハウス、フェンダーの中、屋根裏(笑) どこでもしっかり隅々まで徹底洗浄しましたすっかり綺麗になった、湯上りミニです！！ホッカホカ！
	洗浄が終わったら、次は外回りの錆落としですシーラーも出来るだけ剥がし、奥の方までしっかり錆落としします
	左のサイドシルは交換しますので、取り外しました中は思ったより錆は出ていませんね錆処理、防錆処理をしっかり行います洗浄のおかげで中は綺麗になっていますサイドシルが錆びるのは外からかかる水よりも、この中から錆が出てきます袋状になっていますのでペイントも出来ず、取り付ける前にやっても溶接で焼けてしまいますその中が、屋根やピラーなどから入る雨水の雨といになっていますので、錆て当然なのですが、本当はこの様に、外した時には出来るだけの処理を行っておくのが理想ですが、外さなくてもキッチリ洗浄し、ワックスオイルなどで防錆しておけば、錆びにくく進行も抑えられます DIYでご自分でやるのでしたら、CRCなどの潤滑浸透スプレーでも頻繁にやっておくと大分違います
	リヤバンパーの下部、バランスパネルも交換しますので、外しました３枚重なる部分です、一枚ずつ少しずつ、削りながら外していきますクロージングパネルも外しリヤサブフレームの取り付け部分もこれでは切り取るしかありません、錆てしまったパネルに上からかぶせてもまた直ぐ錆びてしまいます大きく錆びたパネルは切り取って新たなパネルを取り付けます
	それ程錆びて無い様に見えても、少し剥いたらこの通りです。全部やる必要もないですが、怪しいところは剥いて処理します

	リヤシートの部分も同様に、錆鉄は切り取りました
	左のフロアーも切り取り

	タイヤハウスの中もこんな状態でしたので、たっぷり入ったシーラーを取り除き、錆を落としました
	この辺りはクラッチフリュードで塗装が浮き錆てしまいますパネル継ぎ目のシーラも除去し、錆を落としました
	トランク無いもシーラーを一度剥がして錆落とし、処理します狭いところでサンダーなどの道具が入りづらく、苦労します
	フロアー内も錆落とし！
	何が始まったかと言いますと、高年式のシートは大きすぎて必ずリヤのポケット(コンパニオンボックス)にぶつかってしまい、シートが切れてしまいます。だけでなく、リクライニングもほとんどしません(泣今回内装を張替えしてまた切れてしまうのも…･と言う事で、当たらない様にボックス加工しましたシートベルトの取り付く部分なので、そこも考え、どうせやるならしっかり倒れる方が良いので、こんな形にしてみました、どでしょボルト穴も、一番後ろまで下げてここまで、倒れればいいんじゃない！！
	鉄粉や切り取りカスが残っているとそれがまた直ぐ錆びるので、この状態で隅々までしっかりエアーブローかけて掃除しました錆の除去と切り取りが終了しました！！次回はパネルの取り付け、錆処理をして行きます！
	と、思ったのですがパネルの取り付けの前に細かな所の錆がサンダーなどでは取りきれていないのが気になり最強の錆取り機、「サンドブラスト」を使いもう少しきれいに錆取りしましたこの作業をしていてまた、構想を思いついてしまいました(笑) いつできるか分からないので何かは後でのお楽しみと言う事にします黒く見えている所は錆では無くアンダーコートです
	いよいよ、錆びて切り取ったパネルを取り付けて行きますフロントのフロアーパンです左側は、キャブ車とINJ車でペトロールパイプを通す為に形状が違います、そのままでも取り付けはできるのですが、どうせやるなら出来るだけ忠実に再生したいので、作り直しました、この性格良い悪いのか(笑) うまく行ったので満足してます
	トランクフロアー、トランク周りのパネルは、亜鉛メッキ鋼板(ボンデ鋼板)で作って取り付けしています
	サイドシル内は、Me５００処理のあとに錆止めをタップリ塗っておきます
	トランクフロアーのリヤサブフレーム取り付け部分の修復ですここは、トランクフロアー、ホイールアーチとのブラケット、リヤバランスのクロージングパネル、その間に補強が一枚、の4枚重ねになっていますその隙間から錆が出てしまいます今後錆の出にくい様に補修しますブラケットはフレームの取り付け位置の為、錆も酷くないのでそのまま丁寧に残しました、フロアーと補強のパネルを作りました、補強のパネルは、元々通常より厚いパネルでできていますここには厚い１．６mmを使います溶接しないといけないので熱に強い「ジンクスプレー」で下処理し、隙間が出来ない様に「スポットシーラー」を両面に塗りスポット溶接しましたこれなら強度も問題無く隙間が無いので錆は出にくいです
	今度はフロアーに取り付けしますジンク処理の上に、焼けてしまうとは思いますが全部無くなってしまう訳ではないと思うので錆止めを塗ります。重なる所はスポットシーラーですフロアーに取り付けました取り付け後はまた錆止めを塗りますフロアーは完成！
	その下に、リヤバランスのクロージングパネルを取り付けますが同様にジンク→錆止め→スポットシーラー→錆止めで、取り付け完了！
	リヤバランスパネルも同様ですパネル、フロアー両面に錆止めをキッチリ塗り、パネルの合わせ部分は、スポットシーラーを添付しスポット溶接しました
	リヤシートの下も、パネルを作り取り付けし、錆止め添り
	インナーフェンダーの角はほとんどの車両にクラックが入っています溶接しておきます
	フロアーの錆の出ていた箇所はMe500で処理その上や溶接箇所、パネルの継ぎ目などに錆止めを塗りました
	サイドシルも同様です両面に錆止めしたあとにスポットシーラーを添付しスポット溶接して錆止めを塗っています
	右側の外していない方にもタップリ錆止めを流し込み、車をグルグル回して(笑)、隙間に流し込みましたついでにピラーの中やルーフの隙間にもやっていますここの部分は雨といの様になっていて必ず水の通る場所ですので、錆の出やすい所です
	最後にパネルの継ぎ目の隙間に水が入らない様にしっかりシーラーで塞ぎます

	床下周りの板金作業、錆対策処理が全て終わりました
	アンダーコートを塗っています画像が無くなってしまってのですが、床下全部にやっていますアンダーコートは厚膜でPVCゴム系のものです、飛び石や傷から床下を保護します Audi、BMW、Ford、Fiat、Mercedes、Opel、PSA、Rover、Renault、Saab、Volkswagen、Volvoなど欧州車のほとんどの「メーカーで、生産ラインで使用している物を使っていますので、見た目も新車の時と同じ仕上がりになります
	床下周りをボディと同じ様に、ホワイトダイヤモンドで全てペイントしました綺麗に仕上がり大満足！しっかり再生できました！
	外装周りに入ります錆びていたところはしっかり錆処理し、傷、凹みなどを修正しパテ作業ですオーバーフェンダーの穴、フォグランプの穴、ワイパーホールは穴埋めしました表面の塗膜は、経年で傷んでますので全て一度剥がしています
	トランク内もしっかり下処理し、錆止めを塗って下地を作りました
	パネルの継ぎ目はシーラーで塞ぎます
	ルーフにサフェーサーを入れました
	ボディも下処理が全て終わりサフェーサーを入れました

	オーバーフェンダーは純正新品を用意、ザラザラの物を平滑にしてペイントしますピラーフィニッシャーと一緒にサフェーサーが終わりました
	ドア、トランク、ボンネットの下処理です錆、傷、凹み、穴埋めなどを修復します
	サフェーサーが入りました
	ドア、オーバーフェンダーのペイントが完了しました！オーバーフェンダーもいい感じに仕上がりました
	ドア、トランクもペイント終了！！
	室内のフロアーには、板金のため剥がした防音シートを取り付けしますこれで、フロアーカーペットやシートを剥がして見ても新車と同様に仕上げます！室内のペイントも完了しました
	外装のペイントに入る前に、板金しましたのでトランクを取り付け隙間をチェックしておき、必要なら調整して隙間を合わせます
	外装のペイント前にピラーの継ぎ目だけ先にペイントしますクリップなどでも傷がついてしまう部分でフィニッシャーつけてからペイントしていますので錆の出やすい部分です手間はかかりますが、取り付け前に色を塗っておく事で錆びにくくしています
	ルーフペイントが完了！
	いよいよ、ボディにも色が入りましたオリジナルのホワイトダイヤモンドで再生！もっと良く見せたいのですが、最近天気があまり良く無いので、外に出せずにいます焦らしちゃいます(笑)
	お待たせしました、いよいよ表に出しました！！お陽様の光はなんて素晴らしい！バッチリ輝き、自身も納得の仕上がりです！オーナーさん曰く「正にホワイトボディ！！」

	サブフレームのレストアに入ります
	錆はキッチリ落とし、ME５００で処理しています
	リペイントしました
	リヤの足回りのOH
	ステアリングラックのOH
	フロントサブフレームの組み付けに入りますマウント類は交換アッパーアーム、ロアーアームOH ラバーコーン、アジャスターライド、各ブッシュ、交換ブレーキホースはステンレスメッシュを使用します！
	車両に取り付けします
	リヤのサブフレームの組み付けですマウント、ラバーコーン、アジャスターライド、ブーツ、ブレーキホースなど交換していますハンドブレーキ周りの部品はワイヤー他交換し、しっかりオメガ５７のグリスを塗っておきます

	前後とも取り付けが完了しました！ん～気持ちイィィ！！
	リヤホイールシリンダーOH、インナーキットは安心の日本製！ホイールベアリング交換、グリスはオメガ５７です
	ショックアブソーバーはKYBのガスを取り付けリヤの足回りが完成です！
	フロントのハブ周りOH ベアリング、ボールジョイントは交換です
	これは、フューエルストレーナーのブラケットとパイプです錆サビになってしまっていましたので交換しましたお疲れ様でした
	電動ファン交換！
	フロントドアチェックアームもペイントし交換擦れる部品なのでどこまでもつが分かりませんが、塗装が剥がれない様に下地処理もしてボディ同色でペイントしました
	クラッシュパッドはTOPLADYで張替え！
	おなじみルーフライニング交換！
	トランク周り組み付けですバンパー、テールランプ、リヤフォグランプとステーライセンスランプ、ハンドル、各ガスケットシール、トランクワイヤー、バッテリーターミナル、配線は+－共に交換！
	リヤ周り、だんだん形になってきました！
	これもおなじみですフロントガラスのレギュレーターチャンネル、外側はそれほどでも無いのですが、外したら中はこの様な状態ですこれはガラス外したら交換しない訳にはいかない部分ですウインドーガラスシールも交換！
	錆止めは入れていますが錆の出やすい場所なので、組み付けする前に、ドアの中にも、タップリとワックスオイルで更に防錆処理！！先日、材料屋さんが来て「ここまでやって、いったい何年持たせるつもりなの？」って言われて「20年！！」キッパリ(笑)
	TOPLADY内装！
	ドアモールも交換！クリップも新しくして取り付けしますこの辺りの部品の交換で印象がガラリと変わりますね
	内装の組み付けですリヤシート、パネル取り付け
	カーペット取り付け
	セーフティパッド取り付けスイッチパネル交換！ベゼル、スイッチ、ヒーターノブパネルは、なんとオーナーさんのペイント仕上げ！！さすが、凄くいい仕上がりです！このペイントにもいろいろと技がある様で、ここでは内緒にしておきます(笑) 外注お願いしているのですが、なかなか「うん」と言ってくれません(泣) ご希望の方がおりましたら頼み込めばきっとやってくれるはずです(笑) 取り付け完了しました！いいすっ！
	ヒーターのOH ヒーターモーターは音も大きくなっていて、外したらこんな状態でしたので、日本製のモーターに交換で安心です！取り付けました
	ヒーターコアもこれは漏れていたでしょう交換です直ぐフロントスクリーンの曇ってしまう方はこんな状態になっています
	フューズBOX、クラッチマスター交換マウントプレートも錆サビでしたので交換しましたハーネスもしっかり見直し、ターミナル、ラインフューズなどは交換しました